あまりタイトルと内容のマッチングが良い本とは言えない。
会社の電気は消すべきだが,どうせできないから,勝手に消える仕組みを作れと言うので。
「消すな」というタイトルは「消すべきでない」というようにとれる。
ただ,キャッチーではあるので,本の命名としてはこれで良いのかも知れない。
本書は全体の3分の1をさいて,利益計算の基本を説明し,残りの3分の2でコスト削減の方法を論じている。
コスト削減の方法の半分は,明日からでも使えそうな具体的なノウハウであり,残りの半分はインセンティブを設定して「支出を見直せ」ということである。
会計学についての知識がある人は,「コスト削減の方法」の前半のみを立ち読みすれば良いと思う。
会計学の知識がない人には通読する価値があるだろうと思う。
追記
159頁で紹介されているイアン・エアーズの著書のタイトルは
「その数学が戦略を決める」が正しい。