さて,今回紹介する本は,といきたいところだが,題名の通りである。
サービスに関するマーケティングの入門書。

私は弁護士の役割を,法的な知識と技術を用いたサービス業あるいは援助職,と理解している。
提供しているのは「サービス」だと分類すれば,そのマーケティングの際にも,サービス・マーケティングに関する既存の豊富な知見を用いることができるからであるし,援助職と理解すれば援助技術に関する既存の豊富な知見を用いることができるからである。

サービス・マーケティングの視点から見た場合,弁護士の提供するサービスは,典型的な経験財で,しかも人生で1度購入するかどうかというレベルのものであるので,サービス一般のマーケティング手法を全面的にそのまま導入するのは困難である。

そして,入門書である本書は,サービス・マーケティングの一般的な話を述べているので,本書を日常の事務所運営に直接反映させることはできないだろう。

しかしながら,それでもなお,マーケティングで悩む多くの人にこの本はお薦めである。
今後の事務所の展開について,きっと,新しい視点を与えてくれるだろうから(あくまで推測)。

【おすすめ対象読者】
事務所経営に影響力をもっている全てのスタッフ。

One Response to “サービス・マーケティング入門(山本昭二)”

  1. [...] 20日のエントリでサービス・マーケティング入門を紹介した。 その後,本書を読んだのだが,正直なところ,しまったと思った。 [...]

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